クラスTシャツはクラス単位で作るものなので、他のクラスには負けたくないと考える人もいるでしょう。他のクラスと比べられたときに、向こうの方が良いという評価を受けるのは、気分の良いものではありません。そういった事態を避けるために、目立つ方法や個性を出すための方法などを考えることになりますが、逆の方向で考えてみるのも良い方法になります。つまり他のクラスとの差別化を目指すのではなく、協調を考えたデザインにするという方向です。
協調してクラスTシャツをつくるということは、アイデアを共有するということです。コンセプトを揃えると言うこともできます。クラス単位で作るクラスTシャツは、他のクラスが採用しているアイデアを避けるのが普通ですが、それを逆に共有することで存在感を高めることができます。例えば、他のクラスと一緒にベースボールユニフォームをモチーフにしたクラスTシャツをつくると、対立の構造が作りやすくなります。
体育祭などのように競い合うイベントなら、対立関係が連想できるデザインにすることで盛り上がることが期待できます。野球の世界にはライバルと言われている関係のチームが存在しています。そういったチームのユニフォームを、それぞれデザインに採用すれば簡単に対立関係を演出することができます。それぞれのクラスがバラバラにクラスTシャツを制作するよりも、全体を俯瞰で捉えた時に意味のあるデザインになります。
他のクラスの人も含めて参加者になることで、思い出を共有することにもなります。