学校生活の在り方は昭和時代、平成時代、そして令和時代と大きく変化していっていますが、その中でも変わらないものはあります。もちろん大きく変化したものも多く、特に令和時代に入ってからは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたことにより、オンライン授業が導入されたことが大きな学校生活の変化です。とは言え、変化しないものもあり、実は「クラスTシャツ」という存在は、昭和生まれの方でも馴染みが深いものです。今は社会人となって何十年と経つ方も、「クラスTシャツ」と聞いて、甘酸っぱい青春の思い出がよみがえるのではないでしょうか。
とは言え、なぜクラスTシャツが必要なのか、なぜ下手をすれば一年に一度しか着ないTシャツをわざわざ気合を入れて作成するのかと疑問に思う方も多いのではないでしょうか。大きな理由としてはクラスTシャツを作ることによって、「クラスの一致団結を図る」ということです。特に新学期に入ったばかりで、話をしたことのないクラスメイトが多い時期にスポーツ大会が開催されるのは、同じクラスTシャツと着たことによって、団結感が得られ、優勝に向かって心を一つに頑張れるということです。そのようなTシャツの目的は今も昔も大きく変わることはありません。
また、Tシャツを作るまでの過程でどのようなデザインにするかなどもクラスで盛り上がれる大きな理由です。今はネットからデザイン入稿が可能ですが、イラストが得意なクラスメイトの以外な面も知ることができて思い出深いものです。